まず、原料となる、たんぽぽを栽培します。元気なたんぽぽを育てるには、栄養をたっぷり含んだ土、十分な日当たり、適度な風通しと雨が必要です。
たんぽぽは繁殖力の強い植物なので厳しい自然の中でも芽を出しますが、原料として育てるには、やはりよい環境を整えることが必要です。
次に収穫ですが、たんぽぽの根っこは太いものから細いものまで様々。たんぽぽは地中深くまで根を張るので、根っこを傷つけずに掘り出すのは至難のワザなのです。
そのため、機械での収穫はほぼ不可能。栄養を逃さず、美味しいたんぽぽコーヒーを作るため、手作業で一本一本ていねいに掘り起こしていきます。
次は、たんぽぽの根っこを洗う作業です。根っこをそのまま焙煎します。ですから、たんぽぽの根っこに汚れを残すことは厳禁!味にエグみが出てしまい、美味しいく作れなくなってしまいます。
そのため、この洗浄作業も手作業で行われることが多いです。たんぽぽの根っこについた汚れをしっかり落とすため、繰り返し何度も何度も水で洗います。
洗浄作業が終わったら、天日に干して乾燥させます。ここで重要なのが、短時間で乾燥を終わらせること。乾燥が遅くなると、たんぽぽの根っこにカビが生えてしまうので要注意です。風通しの良い場所で、雨を避け、カラッと乾燥させます。
洗浄したたんぽぽの根っこをしっかりと乾燥させたら、次は焙煎です。焙煎とは、原料となる根っこに熱を加え、臭みを消したり、抽出しやすい状態にすることです。たんぽぽコーヒー特有の香ばしい香りも、この工程でつけられます。
最後に、焙煎されたたんぽぽの根っこは、「挽き」という作業に入ります。この挽きの作業は、味を大きく左右するといわれています。どのメーカーも独自の挽きのこだわりを持っています。たんぽぽコーヒーの味がメーカーごとに違ってくるのは、この挽きが一つの理由です。